夢見る現実のファンタジー 4

2018.1.22 UP DATE

夢見る現実のファンタジー 4
その映画の終盤の話になるが、そのネズミのヒーローはその生き様が讃えられて、各地沢山の場所で大勢の前で話していた。
その時のネズミのヒーローの言葉はこうだった。
『今あるものに先ず感謝すると、次の感謝する事に気が付く様になる。その1つ1つに感謝の思いを忘れずにいる事。感謝とは身の回りで起こる事があるから感謝がある。何も行動しなければ、日々の目の前は変わらないが、例えそうであっても、
そんな日にも感謝を忘れない事。
感謝を怠らず毎日同じ所に居続ける時、不思議と天が自分の心を通じ教えてくれる事がある。
今いる場所から行動しなければ次の感謝には出逢えないと。
だからこそ、外の世界へ出て行く事や今の自分の環境から変える行動に出る様になる。そうすると必ず出逢いがあるものだ。出逢いがあればまた新たな感謝が出来る事が起こる。そしてその中で自分が最大に出来る希望とは?何なのか?簡単でいいのだ。人の喜ぶ事とは?その思いはどんなに貧しい下流階級に居ても想像することは出来る。しかし下流階級の世界で叫んでも、厳しい世の中は何も変わらない。外へ出てその希望を叫ぼう。感謝を忘れずに歩いて居れば必ず自分の思う場所に辿り着く。その時にはその意思の元に大切な仲間が集まっている。
本当にやりたい事は誰しも必ず見つかる。だからこそ、先ず自分の身の回りから感謝をしてみよう。次の行動を求めた時、それはすでに始まっている!』
そんなネズミのヒーローの言葉を僕は自分に当て嵌めていた。
映画が終わり僕はテレビを消した。天井を見つめて思った。明日から行動だな。希望や夢はあるのに、何をしたらいいのか?悩んで来たが、小さな感謝からだ。そしてそれを求めて希望を持って行動してみよう。
よし!
その夜はとても素晴らしい夜となった。これも1つの縁だった。ネズミのヒーローと言う映画に出逢えた事に感謝を!
朝になっていつもの様に顔を洗い歯を磨いて、普段通り仕事に出た。いつもの通り道の店先に立つ叔父さんに挨拶をした、おはようございます。そうこれも感謝の言葉に変えていた。笑顔で叔父さんはおはよう!と返してくれた。
ふと、その時、視界の片隅に動くものを捉えた。叔父さんの足元に小さな小さなドブネズミが歩いていた。
僕はそのドブネズミを見た時、思わず声が出た。
あーっ!?と口を開けて指差した。
するとそのドブネズミも、
あーっ!?と口を開けて驚いた!

僕が指差す方向を見て叔父さんが驚いて飛び跳ね尻餅をついた時。
そのドブネズミはパイプの中に入り顔を出した。
そのドブネズミは軽く叔父さんを確認した後、僕の方を見て
顔晴れよ!って言った様な気がした。。
ネズミのヒーロー。ありがとう!

DRESS RECORDS / Increase – HIROM Jr.

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